米本幼稚園の造形活動は、造形講師で横浜市民ギャラリーあざみ野館長の三ツ山一志先生が指導しております。
三ツ山先生の造形活動は年少から行われ「上手に描かなくても、上手に作らなくてもいいよ」という「安心」を大切にしております。「安心」は子どもを大胆にし、自ら主体的にかかわり、好奇心を豊かにし、大きく、たくさんの手を動かし、やがて自分の意思どおりに動く手に育っていきます。
造形活動とは、豊かな心と自分の思いを実現することを育てる目的があります。描いたり作ったりすることは、そのための手段であり目的ではないことがわかります。
私たちは、年少さんが描いた絵の具グシャグシャを「いろんな色をいっぱい使えてすごい!」と褒めます。また、年中さんが何を描いたかとお話しをしてくれることに感心し驚きます。年長さんとは、同じ目線になって子どもたちのやろうとしてることに耳を傾け、困っていれば助け、自分で出来たことは一緒になって喜びます。
私たちが褒めたり感心することは、子どもたちに「自分のこと」に気づいてもらい、「自分はこれができる」という自覚の中で「ぼくは、わたしは」という自意識を持ってもらいたいからです。子どもは出来ないことを指摘されて育つより、出来ることを認められ褒められて育つ方が、子供の心をどれだけ豊かにすることかは自明のことでしょう。
幼児期の成長発達の過程には、人間としての必要なものを獲得するためのエネルギーを持っています。この特別なエネルギーを「敏感期」といいます。
この「敏感期」を見逃さず、「子どもの部屋」では、子どもの知能と身体の発達に合わせた適切な環境、適材な教材、適切な教具を準備しております。
幼児が自ら選択し「仕事に取り組む自発活動」の中で、秩序感、五感(見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触れる)、正しい動き、言語の感覚(聞く、話す、書く)、集中力、満足感、自立心などが育まれます。
子どもたちが瞳を輝かせいきいきと「自らを学ぶ」姿を、いつも先生はあたたかく見守り、出来ないところは「ひとりでできるように」優しく援助しております。中には長い時間を費やし15mのリリアンを仕上げる子、毛糸の機織りを数ヶ月もかけて仕上げる子などもおり、感心してしまうことも多々あります。
年少から行われ、専任の体育講師の先生が、各学年の成長発達に適した年間カリキュラムを基に1週間に1回、体育指導を行っております。
体育指導は、体育の雰囲気に慣れ、様々な運動を楽しんだり、正しいルールを守ったり、体力の向上を図りながら、粘り強く運動に励むことをねらいとしております。
元気いっぱいの先生は、ユーモアがあり、いつも子どもたちから親しまれております。
英語ふれあい教室は、理屈ではなく全身で感じることを大切にしております。
子どもたちが楽しい雰囲気の中で英語の音に触れ、ときには英語の言葉やリズムに合わせ身体表現をしたり、ゲームを楽しんだりしながら英語に親しんでおります。
イギリス人講師の先生に臆することなく積極的に話しかけるなど、微笑ましい姿が見られます。
幼児期は全てのものに興味があります。米本幼稚園の科学遊びは、学研科学講師が二人おり、年長から始めます。
科学遊びを通して、子どもたちに科学の楽しさを提案し、ワクワクドキドキの感動の中で、子どもの「考える力」「自分で試してみる力」を育てていきます。子どもたちが夢中になれる素晴らしいひと時を過ごしております。
『共に育み共に生きる』の方針のもと、動物、植物、海や川の生き物とのふれあいを通じて、子どもが成長をしていければと考えています。
園内でもたくさんの動物や魚、お米や植物などを育てています。